お遍路・人種差別張り紙問題

自分のブログを作ってみて、他の人はどんな風に書いてるか勉強しようと思ってはてなブログのトップページを見に行ったら、話題のエントリーに「お遍路 差別張り紙問題」の記事があったのでこれについて私自身お遍路をしたことがある身として気になっていたので書いてみます。

 

個人的には、県や霊場会の公式な意見と同意見です。人種差別は許されません。しかし、ネットを見ているとこの張り紙を擁護するような意見が多いように感じます。

正直、このニュースを見た時に予想はしていましたが。

 

実際にお遍路をしたことがある人は分かると思いますが、道案内のシールは、これだけではありません日本語のシールなど色々な種類の道案内シールが遍路道には貼ってあり、それらは善意のものとして黙認されているところがあります。今回問題となっているのは、この張り紙が差別的な物であるということであり、この道案内シールの是非ではありません。

 

今回の張り紙は、韓国人の公認先達の方が貼ったシールのみを剥がすように促す内容であり、「礼儀知らずな朝鮮人」「気持ち悪いシール」と差別的な意図がなかったとは思えない内容です。

 

そもそも、この様な道案内シール自体が景観を壊したり、道路標識などに貼るのは違法だという問題はあります。が、それは今回の問題とは別のものです。

ただ、今回のニュースをお遍路をしたことがない人が見れば、道案内シールがこの韓国の方のシールだけのように見えるわけで、張り紙を擁護するような意見がでてしまうのも分からなくはないなぁと私は思いました。